連載

第3回 第1項 全国測量技術大会2000の議論からみた測地成果2000

さる6月28~30日の3日間、東京ビッグサイトにおいて、標記の催しが盛大に行われました。弊社も21世紀の測量支援システムである新製品「WingNeo」及び「ATWAIS」を展示し、多くのお客さんから絶賛を得たところです。この催しでは、各社の製品の展示もありましたが、パネルディスカッションなど講演も多くありました。そのなかで、測地成果2000の事業を進めるにあたり参考になる講演などもみられました。

29日午前に行われたシンポジュウム防災GISにおける奈良大学の碓井先生の「防災GISと電子国土の建設」も、測地成果2000事業の成功なくして成り立たない内容のものでした。同日午後のシンポジュウムGIS=品質管理と公共測量作業規程においては、プロセス管理とプロダクト管理について議論がなされました。測地成果2000に関する「マニュアル案」は、これまでの作業規程と異なりプロセスが事細かに定められているわけでなく、良い仕事をするためには、測量士の能力が強く要求される内容になっています。プロダクト管理的要素が幾分高められた感じの「マニュアル案」になっています。30日午前に行われた「社員教育」においては、マニュアル化人間からの脱皮なども議論になりました。プロセス管理に対応できる技術者の養成は、これからの社運を決めるものになりそうです。


具体的に考察してみましょう。

03-01-1

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