開発ブログ
点群データにSIMAデータを重ねる
2018年04月20日
点群データとそれ以外のデータを重ねて表示するには、座標系を適切に設定する必要があります。
座標系が正しく設定されていないと、取り込んだデータが点群と異なる位置・方向で表示されてしまいます。
SIMAファイルなど、測地座標系で作成されたデータをWingEarthに取り込むには、現場を測地座標系で作成する必要があります。
点群ファイルが数学座標系で作成されている場合は、点群を取り込む際に、X座標とY座標を反転して取り込むよう指定します。
測地座標系で作成されるファイルは主に以下のものがあります。
・SIMAファイル(線形、プロット、区画データなど)
・LandXMLファイル※(サーフェス、3次元設計データなど)
※ アプリケーションによっては数学座標系で作成されている場合もあります。
点群データに測地座標系で作成されたデータを重ねて表示するには、以下のような手順で取り込みます。
1.現場を測地座標系で作成する
測地座標系を指定して現場を作成します。
2.取り込む点群の座標を指定する
点群ファイルが数学座標系の場合は、X座標とY座標を入れ替えます。
PTS, LAS, PCDの場合
「選択XY反転」ボタンを押下して、一覧の「XY反転」を「○」に変更します。
任意フォーマットの場合
「Y座標」、「X座標」の順でフォーマットを指定します。
3.SIMAファイルなどの測地座標系のデータを取り込む
SIMAファイルを取り込むと、点群に重なることが確認できます。