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点群データに図形データを重ねる
2018年04月27日
点群データとそれ以外のデータを重ねて表示するには、座標系を適切に設定する必要があります。
座標系が正しく設定されていないと、取り込んだデータが点群と異なる位置・方向で表示されてしまいます。
図形ファイルについては、取り込む際に座標系が自動的に調整されるため、特別な設定は必要ありません。
※WingEarth®では、図形ファイル(DWG/DXF)を数学座標系で作成されたものとみなします。
一方で、点群ファイルの座標系が現場の座標系と異なる場合は、点群を取り込む際に、X座標とY座標を反転するよう指定する必要があります。
点群データに図形データを重ねて表示するには、以下のような手順で取り込みます。
1.現場を作成する
測地座標系または数学座標系で現場を作成します。
2.取り込む点群の座標を指定する
点群ファイルの座標系が現場の座標系と異なる場合は、X座標とY座標を入れ替えます。
PTS, LAS, PCDの場合
「選択XY反転」ボタンを押下して、一覧の「XY反転」を「○」に変更します。
任意フォーマットの場合
「Y座標」、「X座標」の順でフォーマットを指定します。
3.図形ファイルを取り込む
図形ファイル(DWG/DXF)を取り込むと、点群に重なることが確認できます。