地図品質検査・評価ツール GeoInspector

GeoInspector

はじめに

当社は、地理情報システム(GIS) のとなる空間データをJSGI(*1) の品質評価手順工程フローに準拠して検査、評価するシステム「Indigo-i」を2012 年4 月にリリースしました。
「GeoInspector」はIndigo-i の後継製品として更なる改良を加えたものです。
Indigo-i の詳細についてはこちら

*1) JSGI(地理情報標準) Japanese Standards for Geographic Information の略称。 ISO/TC211(国際標準化機構の地理情報に関する委員会)の地理情報の標準化の国際標準案に準拠しつつ、日本国内での実運用を考慮したもの。

品質検査ツールの特長

これまでの空間データ品質は、人手による検査が主流であったため、検査に時間がかかる上、検査結果には人的要因・時間的要因・価格要因等によって検査結果にバラツキが出ていました。

品質検査ツールを利用することにより、エラー箇所を自動で間違いなく発見することができ、
 ① 人的要因によるミスの削減
 ② 作業工程の短縮
 ③ 安価で安定した高品質データの提供
が実現できるようになります。

基本機能について

①検査する品質要素

GeoInspector のシステムは、対象となる空間データについて、JSGI で規定されている品質要素「完全性」「論理一貫性」「位置正確度」「主題正確度」の検査を実施します。

 

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② 作業工程

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右図は本システムを用いた検査の流れとなります。

検査するデータファイルを読み込むと、ファイルの構成や位相一貫性など自動化可能な検査について自動で検査します。


過剰や漏れなど目視が必要な検査については、ランダムにサンプリングされたデータについて目視検査を実施します。


最後に検査結果を表示します。エラー箇所等はCSVファイルに出力して保存することが可能です。

追加された新機能

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①元資料を使った基準点の地物の自動検査

基準点の元資料(CSV ファイル)を利用し、完全性(過剰、漏れ)、位置正確度、主題正確度が自動で検査できるようになりました。

 

② 64 ビットOS への対応

64 ビットOS へ完全対応し、検査ロジックを見直すことにより検査速度が大幅に向上しました。表は実際のある自治体のデータについて、Indigo-i とGeoInspector の検査時間を比較したデータとなります。データの内容にもよりますが、GeoInspector では検査時間が大幅に短縮していることが分かります。

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