SD/Rとは

目的:Objective

    国土地理院のセミ・ダイナミック補正は公共測量での利用を前提にした地殻変動補正です。パラメータはJGD2011の元期からの変位量をあらわすものですが、直接測位結果をパラメータで元期に変換する使い方ではなく、既知点を利用して相対的に今の位置を求めてから、パラメータで元期に変換する仕組みです。つまり測位に利用する既知点間の相対的な移動速度が小さければ、位置の移動量が大きくても利用することができ、この使い方であれば、パラメータは1年に1回の更新で十分です。

     

    一方セミ・ダイナミック リダクションは、公共測量には利用できませんが、直接変換を行う事を前提とした仕組みです。既知点を利用した計算は不要となるため、様々な分野で容易に利活用できます。ただし、このパラメータの有効期限は、セミ・ダイナミック補正と比べ短くなるため、当社では単なる変換パラメータとしてではなく、性能評価、品質保証、利用範囲を含めた形で、セミ・ダイナミック リダクションのパラメータを決定しています。一定期間での更新が必要とはなりますが、その期間内での利用における品質サポートが付与されているため、安心して利用することができます。

     

    技術:Technology

     

     

    sdr_obj

    【図】左2018.04.01時点でのセミ・ダイナミック補正で座標変換した結果、5cm以上の誤差が生じている地点。右は1年後の2019.3.01時点での5cm以上の誤差が生じている地点。セミ・ダイナミック補正では、1年後には約17%の地点で5cm以上の誤差が生じてしまう。

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